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災害救護事業
傷ついた”こころ”と”からだ”を癒します

日本赤十字社は、地震や台風などの自然災害や航空機・列車事故等の災害が発生すると、直ちに被災者を救護するため救護班を現地に派遣します。
日本赤十字社は、災害発生直後の救護班の派遣や救援物資の配布から、被災者が自立するまで、中長期的な活動を通じてこころのケア、防災ボランティアの派遣等、様々な災害救護を展開しています。
当県は、全域が地震防災対策強化地域に指定されており、災害発生時に(1)医療・助産その他救助の実施(2)血液製剤の供給(3)救援物資の備蓄及び供給(4)ボランティアの派遣にかかる連絡調整(5)義援金の募集と配分といった業務を的確に遂行できるよう、業務計画(PDF)を策定し、訓練や研修を重ねて体制を整備しています。
いざという時に備えて
災害救護体制
当支部では、県内赤十字病院(静岡・浜松・伊豆・引佐・裾野)に合計12個班の救護班と血液センターに血液供給要員を常備して災害時の救護活動に備えています。
原則として、1救護班は6人で編成(医師1人、看護師長1人、看護師2人、事務2人)しています。また、平成18年に整備したdERU※の運用時には、救護班に助産師や薬剤師を加えた編成で対応します。
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dERU(domestic Emergency Response Unit = 国内型緊急対応ユニット)とは、地震などの大規模災害発生時に即時対応できるように、日本赤十字社が考案した仮設診療所と医師・看護師などからなる医療チームの総称です。
仮設診療所は、建物等がなくても診療所が開設できるように、ドラッシュテントをはじめ、外科用具など医療資機材188品目、麻酔、抗生物質など医薬品65品目のほか、診察台、簡易ベッド、担架、貯水タンクなど21品目が積載されており、1日150人程度の軽症・中等症程度の傷病者に対して3日間治療が可能です。
訓練及び研修

当支部では、災害が発生した時に、直ちに被災者の救護にあたれるよう、日ごろから災害救護活動に必要な知識や技術の習得と迅速な行動力を養成するため、救護要員に対し訓練及び研修を行っています。
また、赤十字防災ボランティアを対象とした研修会を開催し、防災ボランティアがその役割と活動内容を知り、スキルアップを目指すとともに、より多くの赤十字防災ボランティア・リーダー候補と地区リーダーを養成することで、防災ボランティアの増強を図ります。
災害救護訓練

静岡県支部主催災害救護訓練
静岡県支部災害救護実施対策本部運用訓練
日本赤十字社第3ブロック支部合同災害救護訓練
dERU展開訓練
静岡県総合防災訓練
静岡県原子力災害訓練
静岡県国民保護共同訓練
その他防災関係機関との協働訓練
静岡県支部災害救護実施対策本部運用訓練
日本赤十字社第3ブロック支部合同災害救護訓練
dERU展開訓練
静岡県総合防災訓練
静岡県原子力災害訓練
静岡県国民保護共同訓練
その他防災関係機関との協働訓練
赤十字防災ボランティア研修項目

(1) | 赤十字と災害【赤十字のしくみや活動、災害種類など】 |
(2) | 赤十字の災害救護と防災ボランティア【災害救護体制や防災ボランティアの活動心得など】 |
(3) | 救護資機材の操作【炊き出しや発電機などの取り扱い】 |
(4) | 情報伝達と機器操作【無線や衛星電話の使い方】 |
(5) | ボランティアセンター【開設と運用のシミュレーション】 |
(6) | 救急法基礎講習【心肺蘇生やAEDの使用方法など】 |
(7) | 防災ボランティアのためのこころのケア研修【被災者への接し方やボランティアの健康管理など】 |
(8) | dERU展開【救護所用テントや医療資機材の設営】 |
(9) | 災害時高齢者生活支援講習【被災した高齢者への支援技術など】 |